老眼に良いメガネの選び方・使い方
老眼になって老眼鏡を使っている方は、自分にあった老眼鏡を使っているでしょうか？老眼鏡の正しい使い方を行っていないと、逆に老眼を悪化させることになります。ここでは、老眼回復と予防のための老眼鏡の選び方と使い方をご紹介します。
老眼鏡の選び方
まずは老眼回復と予防のための老眼鏡の選び方をお話ししましょう。老眼鏡には、いくつか種類があります。それぞれの老眼鏡には、メリット・デメリットがあります。なので、自分の目的に合った老眼鏡を選ぶことが、正しい選び方となります。
老眼鏡の種類
メリット |
デメリット |
適している人 |
|
|---|---|---|---|
単焦点レンズ |
・慣れやすい |
遠くを見る際には、取り外す手間がかかる。 |
・近くのものを見ることが多い人
・手元の見えにくさを解決したい人 |
2重焦点レンズ |
・近くを見る時も、遠くを見る時も、取り外す必要がない。
・2つのピントが合わせられる |
・慣れるまで、違和感がある。
・レンズの境目が気になる人もいる。 |
近くも遠くもすぐに見たい人
|
3重焦点レンズ |
・近くを見る時も、遠くを見る時も、取り外す必要がない。
・2つのピントが合わせられる |
・慣れるまで、違和感がある。
・レンズの境目が気になる人もいる。 |
近くも遠くもすぐに見たい人 |
累進多焦点レンズ |
一枚のレンズで、ピント調節が可能。 | ・見え方に、慣れるまで、違和感がある。 |
・近くも遠くもすぐに見たい人
・2重焦点レンズや3重焦点レンズにあるレンズの境界が気になる人 |
老眼鏡のレンズには、大きく2つあります。近くを見る用のレンズである「単焦点レンズ」と、1枚のレンズで複数のピントを合わせられる「多焦点レンズ」です。多焦点レンズは、さらに、「2重焦点レンズ」、「3重焦点レンズ」、「累進多焦点レンズ」があります。それぞれ、上の比較表にあるメリット・デメリットを持っています。老眼鏡を選ぶ際は、メリット・デメリット、自分の利用目的や頻度を考慮し、メガネを選ぶようにしましょう。
老眼鏡の使い方
老眼回復と予防を行う上では、老眼鏡の正しい使い方が重要です。正しい老眼鏡の使い方をすると、老眼回復と予防に効果が発揮されます。
最近、老眼になった！という方は、老眼鏡をできるだけ使わないようにするのが賢明です。なぜなら、老眼鏡に頼ってしまうと、どんどん老眼が進行してしまうからです。老眼になる根本的な原因にアプローチをする必要があります。つまり、老眼回復トレーニングや老化防止に努め、老眼回復と予防を行うようにしましょう。
すでに老眼が進行してしまっている方は、できるだけ老眼鏡を使わないようにしましょう。常に着けるのではなく、必要なときに老眼鏡を着けるようにしましょう。やはり、老眼鏡に頼っていると、目の衰えが進行していきます。なので、老眼鏡は必要な時に使い、老眼回復と予防に努めるようにしましょう。
最後に老眼鏡を使った老眼回復トレーニングを紹介します。やり方は、簡単です。
老眼鏡越しに遠くを見て、ぼやけた状態のまま、10分くらい遠くを見続けるだけです。この方法は、眼科や視力回復センターで行われている雲霧法という療法の応用版です。ぼやけた状態のままにすることで、毛様体筋と脳の緊張を解すことでき、老眼回復に繋がります。
補足
- 老眼鏡越しに遠くを見ても、”ぼやけない”という方は、自分の目に合っていない老眼鏡を使いましょう。100均のメガネでもいいです。
- 白内障、緑内障、加齢黄斑変性症の方は、このトレーニングは行わないでください。
- コンタクトレンズを着けたままでも構いません。
- 1日1回続けるのがおすすめです。
